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弟のこと その2

その1からの続き。

実家に戻ったものの、やはり弟とはろくに会話もなかった。
たまに「ちょっと子供たち見ててくれる?」と声をかけたりもしたが、それ以上は話さなかった。昔のことを謝らなきゃなぁ・・・と思うのだが、どうしても切り出せなかった。

さて、実家に滞在中、私は時間さえあれば掃除をしていた。
特に今回はモノを捨てまくった。着なくなった服、使わないバッグ、どこかの観光地の土産、高校の制服、昔好きだったアイドルのレコード、等々、実家の私の部屋の押入れの中にはそんなものがゴロゴロしていた。
それらを容赦なく処分していったら、ゴミ袋10袋くらいになった。

その他、もちろんトイレ掃除もしたし、風呂掃除もした、たまっていた古新聞・古雑誌もまとめて捨てまくった。

私が黙々と掃除をしている姿を、弟は見ていた。

そして、長野に帰る日が近づいてきた頃、私はたまたま近くのコンビニである本を見つけた。

夢をかなえる「そうじ力」

このテの本は買わないことにしている。
だって、掃除が開運に繋がるということはどの開運本や風水本にも書いてあり、松居一代師匠もずっと言い続けていること。今更買っても・・・って感じがするから。

だが、何となくこの本には興味をそそられ、迷わず購入した。

家で読んでみると、なるほどその通り、と思われることが書いてあった。
読むと掃除がしたくなってウズウズする本だった。

・・・そして長野に帰る日になった。
コンビニで買ったそうじ本は実家に置いていくことにした。
後で母に読んでもらいたかったからだ。

帰路の途中まで弟に送ってもらった。車で1時間半ほどの距離だ。
話を切り出すには絶好のチャンスだった。
だが、素直じゃない私の性格が災いして、どーーーーーしても言えないのだ。

休憩しないでいい?大丈夫?

うん

この程度の会話しかしないまま、私たちは別れた。
意気地の無い姉で申し訳ない。

今回の帰省の成果って、たくさん物を処分したことだったなぁ・・・弟のことは何も進展なしかぁ・・・と思いつつ、長野に帰ってきた。

しかし、このとき私は気づいていなかったが、確実にコトは動いていたのだった。

・・・その3へ続く。

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